
はじめまして(^^)私は愛媛で子ども4人を育てている母親soraです。
このブログでは、主に子育てについて書いています。
毎週水曜・土曜20時に投稿中です★
ここで問題です。
この中でやさしい人は誰でしょうか?
- 犬を青色に塗った子どもに対して「犬は茶色に塗ろうね」と言う親
- 子どもが「欲しい」といったものを何でも買ってくれる親
- 自分が陰口を言われていることを教えてくれる友達
- 洋服が前後反対に着ていることを教えてくれた他人
正解は、”受け取った側の人による”です。
やさしい人とは?

誰かの行動が優しさと感じられるかどうかは、受け取る側の価値観や状況によって変わります。
アドバイスをする人
ある人にとっては優しい人
→「ちゃんと考えてくれてアドバイスしてくれた。ありがたい」と感じる。
別の人にとっては余計なお世話
→「求めてもいないのに口を出された。否定された気分」と感じる。
同じアドバイスでも、「助かった」と感じるか「押しつけられた」と感じるかで評価は真逆になります。
注意する人
ある子どもにとっては優しい先生
→「ちゃんと僕のことを見てくれている」「正しい方向に導いてくれてうれしい」。
別の子どもにとっては怖い先生
→「怒られた」「嫌われている」。
注意する側の意図が「思いやり」でも、受け取る子どもによって「優しさ」にも「厳しさ」にもなります。
距離を取る人
ある人にとっては優しい気遣い
→「今はそっとしておいてほしかった。ありがたい配慮だった」。
別の人にとっては冷たく感じる
→「どうして声をかけてくれなかったの?見捨てられた気分」。
優しさの表現として「見守る」か「声をかける」かの判断は、受け手の心境でまったく意味が変わります。
子どもにやさしい人になってほしいなら

子どもに優しさを育むために、親が日常の中でできることを5つご紹介します。
親自身が優しさを「見せる」
子どもは、親の言葉より行動を見ています。
- 困っている人に声をかける
- 「ありがとう」や「ごめんね」を丁寧に伝える
そんな日常の一つ一つが、子どもにとっての「優しさの見本」になります。
優しさは、教えるものではなく、見せて伝えるものです。
子どもの気持ちに寄り添う
人に優しくできる子は、「自分の気持ちをわかってもらえた」経験を持っています。
- 泣いたときに「泣かないの!」ではなく「悲しかったんだね」と声をかける
- 怒ったときに「やめなさい!」ではなく「そんな気持ちになるよね」と理解を示す
まずは親が子どもの感情に優しく寄り添うことで、子ども自身が“優しさの心地よさ”を体験します。
優しさの「余韻」を味わわせる
子どもが誰かに優しくしたとき、その行動をしっかり言葉にして伝えましょう。
- 「おもちゃを貸してくれて、○○ちゃんすごく嬉しそうだったね」
- 「あのときお手伝いしてくれて助かったよ。ありがとう」
そうした言葉が、優しさを“自分の中の良いもの”として記憶に残してくれます。
優しさは、「いいことをした」という温かい余韻と一緒に育ちます。
結果ではなく「気持ち」に注目する
子どもが優しい行動をしたとき、つい「すごいね!」「えらいね!」と褒めがちですが、
大切なのはその行動の「背景にある気持ち」に目を向けることです。
- 「困っているのを見て、助けたいって思ったんだね」
- 「貸してあげようって、自分で考えたんだね」
こうした声かけは、子どもに「優しさは気持ちから始まる」と伝えてくれます。
いろんな優しさに触れさせる
優しさにもいろいろなかたちがあります。
- 絵本やアニメでのやさしい登場人物の行動
- 小さな動物や自然に対する思いやり
- 痛みを知ることで育つ、人への配慮
多様な「優しさ」に触れることで、子どもは「優しさには正解がないこと」にも気づきます。
そして、自分なりのやさしさを育てていけるようになります。
さいごに

子どもに優しい人になってほしいと思うなら、まずは親が優しさを“してあげる”存在になることが何よりの土台です。
「優しくされた記憶がある子」は、人に優しくすることの大切さやあたたかさを、自然と知っています。
優しさは、教えるものではなく「感じさせるもの」。

家族はもちろん友だちや先生、性別や年齢が違う人とも関わりを持ち、やさしさの種類を経験するのもいいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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